誰もが安心して住み続けられるまちづくり

● なんでも相談会だより ●

2021/11/17 東京ほくと
毎月第4火曜、午後5時 王子駅前三角公園で実施

ワクチン、アスベスト… 独居高齢者も不安が募る

8月24日のなんでも相談会(王子駅前)には、10人が相談に訪れました。Aさんは、視覚障害がありながら区内介護施設で働く非正規職の40代女性です。コロナの予防接種は個人任せで、パソコンが苦手なAさんは接種しないまま介護労働に従事しているとのことです。自宅近くの予約代行ボランティアを紹介しました。
80代男性のBさんは、溶接工として立坑などの工事現場で働いてきた方です。60代で肺がん手術をされていますが、肺がんの原因がアスベストだったのではないかと疑っていました。アスベスト裁判の勝訴を伝え聞き、今からでも補償は受けられるのかとの相談で、労働基準監督署を紹介しました。
地域にまいた相談チラシを見て、「いのちの電話」には独居高齢者3人から「先行きが不安」「ご近所トラブルで悩んでいる」「がんが発見されて不安」などの相談が寄せられました。
困っている人ほど悩みは数多く抱えています。一度で話せないので、継続して相談に来てもらうのもひとつの手段です。一度の相談で解決しないことが多い中、「一回で解決しない」「一人で悩まない」で何度でも相談に来てくださいねと声をかけています。

(なんでも相談会事務局長・森松伸治)