誰もが安心して住み続けられるまちづくり

●なんでも相談会だより●

2021/10/13 東京ほくと

毎月第4火曜、午後5時王子駅前三角公園で実施



働きたいのに働けない コロナ禍で壊れる暮らし
なんでも相談会の案内チラシを、毎月地域を変えて全戸配布しています。チラシには通称「いのちの電話」の電話番号も書いています。今回は、電話がかかってきた事例や地域へチラシ配布した反応を紹介します。

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新卒の青年からの相談電話はこうでした。専門学校を卒業してIT企業に入職の内定をもらい、有料の就業前研修を受けさせられたのに、就業させないという相談です。「こういうご時世ですから、とはぐらかすような答えしか返ってきません」とのこと。入社を待つ間に、「こんな会社に就職してよいのか」という疑問がわいてきたそうです。
また、商店街にチラシ配布した折に、寿司屋らしい店主に手渡しました。すると、現在閉店中で、お店を開けてもコロナ禍で割に合わず、アルバイトで生計を立てているそうです。高齢のため3時間しか働かせてもらえず、「これでどうやって暮らせというんだよ」と本音が漏れました。
コロナ禍で以前と変わったのが、ビラを配布した時に話しかけては来なくとも、渡された方が真剣にビラを読む姿です。

(なんでも相談会事務局長・森松伸治)



希望を持てないコロナ禍は、電話相談も増加