誰もが安心して住み続けられるまちづくり

●なんでも相談会だより●

2020/12/23 なんでも相談

毎月第4火曜、午後5時王子駅前三角公園で実施

コロナの影響は良好な仲を裂き生活苦も
全日本民医連が提起する「いのちの相談所」の大運動が全国で取り組まれています。東京ほくとでも、コロナ禍で中断していた王子駅前のなんでも相談会を、8月から毎月第4火曜日の定例開催として再開しました。
感染防護策でテントにシャワーカーテンを設置、非接触型の体温計測定や使用するペンや机のアルコール除菌を実施しています。8~10月で会場を訪れた方は計27人でした。弱い立場の方がより困っている傾向がうかがえます。
コロナ禍の困窮の事例では、パブで働いている女性から「給料が出ない」という相談で、ママに言っても「私も困ってる」というケースです。社会福祉協議会の緊急小口資金を紹介したのですが、この方は「ママは経営者だから持続化給付金を受けたのに、私たちにまわしてくれない」と憤っていました。しかし、ママも店の家賃や経費支払いで苦しんでいることが想像できます。これまで良かった店の仲を、コロナ禍は引き裂いていきます。
それまでなんとか生計を立てていた方が、コロナ禍を契機に相談に来られる方もいます。82歳になっても「働かないと年金だけでは、生計が立てられない」という男性。老朽化したアパートから「立ち退きを迫られている」という生活保護の高齢者、そのほか痛みや精神科的な相談などもありました。
東京ほくとから医師、看護師、ソーシャルワーカーなどの多職種が、そして地域の多様な団体が参加しています。組織部では、相談日以外のご相談を電話でも受付けています。
※12月はお休みです

(なんでも相談会事務局長・森松伸治)