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「将来は女医に」期待の声  夏休みに高校生医師体験

2016/09/14 東京ほくと

ほくと6P2s72

 夏休みに「高校生医師体験」を毎年行っています。今年も多くの高校生が訪れました。
 まず石川県の城北病院の活動を紹介した「笑って死ねる病院」のDVDを見て、院内紹介を受け、血圧測定体験をし、実際の診察を見学します。まだまだ死というものには縁遠い高校生たちも終末期ドキュメンタリーであるDVDには目を潤ませていました。
 院内紹介では上階から順に見て回ります。緩和ケア病棟の4階では「イメージしていた入院と違う」と、絨(じゅう)毯(たん)やピアノなど一般的な病棟との違いを見つけては感心する様子がありました。血圧測定体験では組合員さんの腕を借り測定。自分の血圧も初めて測り「組合員さんの血圧と比べ低いけれど大丈夫?正常範囲は?」と興味を持ってくれていました。最後に診察室に入って診療見学です。オリンピックの話から何気なく患者さんの生活スタイルを聞き出す様子に「医師にはコミュニケーション能力が大事と初めて実感した。とても勉強になった」と感想を述べてくれました。
 今年度の医師体験には女子生徒の参加が多く、組合員さんから「患者さんは女医さんに診てほしい人が多い。ぜひ女医さんになって王子生協病院に来てね」と声掛けがありました。
(組織部・飯塚佐希子)