誰もが安心して住み続けられるまちづくり

「東京ほくと医療生協65年のあゆみ」紹介

2017/03/29 東京ほくと

東京ほくとの発展に関わった30年を振り返る

足立区新田 奥山 通弘(みちひろ)(元職員)74歳

 私が王子生協病院に入職したのは、労働者クラブ生協から分離し、医療生協を立ち上げる運動が進められている時でした。王子生協病院医事課から地域保健部、豊川通り診療所と勤務し30年、王子生協病院の誕生から東京ほくと医療生協の誕生までたずさわってきました。
 東京民医連の支援で佐藤達郎医師と伊藤淑子医師が派遣され、王子生協病院で医師の初期研修が開始されました。この研修を経て多くの医師が育ち、病院や診療所の発展につながっていったと思います。また、医師や看護師を育てるために全職種での医学対・看対の活動を展開しました。王子生協病院に「地域保健部」が新設され、保健師が地域に出かけ、組合員の保健予防活動を普及しました。老人健診(当時)・生協検診・乳幼児検診など検診活動を広め、健診車とともに出張して事業所健診などを旺盛に取り組みました。
 2001年、生協浮間診療所の一角に「北部東京家庭医療学センター」を設立し藤沼康樹医師が責任者となりました。そのことにより、家庭医療を志す若手医師が多く集まりました。
 これらの3点が現在までの「東京ほくと」の運動と発展に寄与してきたと思います。職員、組合員の方々に是非読んでいただきたい65年史です。