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「東京ほくと医療生協65年のあゆみ」紹介

2017/07/12 東京ほくと

当時の苦労を思い出しながら引き込まれて読んだ

さいたま市在住
小林美保子(元職員・看護師)

1707_2-01  私が東京ほくとを退職して早7年になります。「65年のあゆみ」を送っていただき、立派に分厚い本に圧倒されながら開きました。読み始めると、とても読みやすい文章で、その時々の情勢をふまえながら医療生協の前身の各病院や診療所の成り立ち、先輩方が地域の組合員さんたちと手を携えながらの苦労や活躍が具体的に書かれているので、どんどん引き込まれていきました。
 私が王子生協病院で働き始めた頃(昭和49年)は、外来では常勤医が少ない時代で、当直医はパート医に依存しており、急患が来て先生を呼んでもなかなか起きない医師もいて大変でした。荒川生協と合併して荒川生協病院に異動となり、同じ生協病院でもかなり大きな違いに戸惑ったことや、療養病棟のベッド閉鎖に関わったときの大変だったことなど、働いていた当時のことを次々と思い出しながら拝読しました。
 膨大な資料やたくさんの取材をもとに的確に解りやすくまとめられているので、読みたいところから読めるのも良かったです。
 医療も介護もより困難な状況になってきている今こそ「65年のあゆみ」から学ぶことも多いと思います。まだ読んでいない皆様、まだ読んでいない職員の方々に是非読んでいただきたいと思います。

1冊定価2,500円のところ、組合員価格1,000円にて販売しています。
03-3913-9100まで