誰もが安心して住み続けられるまちづくり

「東京ほくと医療生協65年のあゆみ」紹介

2018/07/04 東京ほくと

「東京ほくと」の感動の歴史を学ぶ

足立区西伊興 理事 森 悦子

 1998年12月、地域のお祭り「ささのはまつり」で初めて「医療生協」と出会い、その場で加入、そして「北足立に民主的な診療所をつくろう」のスローガンを掲げ、私も仲間になりました。雨の日も雪の降る日も家庭訪問へ。東京ほくと全体の組合員の協力を得て、2002年5月に組合員2000人を突破しました。私はまだ仕事をしていて、休日は「虹のセンター」に通い4年間頑張りました。11月には家庭医のいる北足立生協診療所が完成し、喜び合いました。
 氷川神社での第1回健康まつりは、奈良県から金魚を取り寄せ、筑波から知的障がいの子どもたちが太鼓演奏に駆け付けてくれました。たくさんの人たちと話し合って訪問行動や行事をすすめたことは今も忘れられません。毎月の「きたあだち」支部ニュースもこのころから組合員で発行し始めました。
 日本国憲法が生まれて70年、『ほくとの65年のあゆみ』では、国民いじめの政治から人間として尊重される社会をそして医療、社会保障の改善をめざしてきたことが記されています。この歴史を読むと、民医連や医療福祉生協の活動には感動させられます。
 学ぶことが詰まっています。安倍内閣がめざすものは〝戦争できる国〟人間の尊厳を踏みつぶすことです。経営が厳しいときこそ、組合員の団結や工夫など知恵を出し合いましょう。まずは一歩から始めましょう。