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【病気の話】インフルエンザを予防しよう

2017/11/15 健康づくり委

 今年もインフルエンザの流行時期がやってきました。毎年1~2月が流行のピークですが、9月中旬に、東京ほくとの診療所にインフルエンザAの患者さんの来院が報告されています。インフルエンザは風邪とは違う病気です。咳や鼻水、発熱は風邪と共通する症状ですが、高熱で他に関節の痛みや全身のだるさが特徴的です。
 特に高齢者、妊婦、子どもは、症状が重くなったり、持病を悪化させたりして重症化しやすいので注意が必要です。感染力が強く、満員電車や繁華街、学校など人が多く集まる場所では、感染した人の咳やくしゃみの飛沫(しぶき)を健康な人が口や鼻から吸い込むことで感染します。

 

予防
 流行時には人の多いところへの外出を控えたり、マスクをつけ、咳をしている人に近づかないことが大切です。また、感染した人がインフルエンザウイルスのついた手で触れたものに、健康な人が後から触れることで間接的に感染します。
 外出の後には、手のひら、甲、指先、手首までしっかりと手洗いをしましょう。空気が乾燥するとウイルスが活発になり、感染しやすくなります。室内で加湿器などを使用し、50~60%の湿度を保ちましょう。

 

治療
 38℃以上の発熱があり、咳、のどの痛み、関節痛などインフルエンザと思われる症状があらわれたときは、すぐに医療機関を受診して下さい。抗インフルエンザウイルス薬の服用を適切な時期(発症から48時間以内)に開始すると、発熱期間は通常1~2日短縮されます。早めの受診が大切です。

 

予防接種のお勧め
 予防接種はインフルエンザを発症する可能性を減らし、発症したとしても重症化を防ぎます。また、ワクチンの効果が出るまで約2週間かかるので、早めに予防接種をお勧めします。
 東京ほくとの病院・診療所では予防接種を65歳未満の方は自費料金組合員3500円(一般5500円)で予約の上実施しています。公費対象(65歳以上)の方は区によって異なりますので予診票などでご確認ください。(※11月より実施予定です)