誰もが安心して住み続けられるまちづくり

すこしお料理教室・浮間

2017/10/11 浮間診療所

 9月9日、王子生協病院から管理栄養士の生島まほろさん・吉田朱花さんをお迎えし、生協浮間診療所からほど近い浮間虹のセンターで、第1回すこしお料理教室を行いました。男性3人、女性8人の計11人の参加者の皆さんと、減塩について美味しく楽しく学びました。
 なぜ減塩が必要なのかについて学び、調理方法をおさらいしたのちに実習です。メニューは、押麦ごはん、かぼちゃの味噌汁、豚の生姜焼き、ほうれん草のお浸し。塩分は1食2gの計算です。豚肉は牛乳と減塩味噌に漬け込み、味噌汁にはすり胡麻を投入。「なぜ牛乳?なぜ胡麻?本当に美味しいの?」と疑いつつの調理です。しかしいざ実食したら、なんて美味しいんでしょう。減塩は不味いとの考えを深く反省した瞬間でした。工夫次第でこんなにも美味しくなるとは。
 食後は、塩分量あてクイズです。高塩分の要注意メニューを前に「好きなもののオンパレードだわ」とうなだれる参加者さんも多くおられましたが、そんな要注意メニューでも、どのように食べたらよいかの工夫について学びました。
 感想には「減塩の大切さが分かった」との声はもちろん、「大勢で食べるご飯は美味しい」との声も聞かれ、食を分かち合う幸せを皆で実感しました。また明日から出来る取り組みには「加工食品の摂取を減らす」「味噌汁を具沢山にする」「麺類の汁は飲まない」など具体的で頼もしい宣言が沢山聞かれました。
 今後も、地域の健康維持・向上のため、人と人とがつながるコミュニティづくりのお手伝いをしていきたいと思います。

(生協浮間診療所看護師・後藤智美)