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はじめての「すこしお」体験

2018/04/25 東京ほくと

塩分2gの調理実習

 

東京ほくとの看護奨学生

 

 3月17日、東京ほくとの看護奨学生14人が「すこしお」について学び、調理実習を行いました。講師は王子生協病院管理栄養士の吉田朱花さん。まず、講義で驚いたことは、普段は何気なく食べている食品の塩分です。よく使用する麻婆豆腐の素には女性の一日摂取基準である7gがすでに入っており、衝撃を受けました。今までカロリーばかりを気にしていましたが、Naから食塩相当の換算法を学び、身近にある食品の見えない塩分について知ることができました。
 そして調理では、ハンバーグの火の通り加減に一喜一憂しつつも、塩分2gのすこしお料理が約30分で出来上がりました。食べてみると「すこしお」とは思えないぐらい食べ応えがあり、ヨーグルトの乳清が上品なアクセントとなっていて、普段つくる自分の食事より味が豊かでした。
 実習で退院後の食生活について改善したくてもどうしたらよいのか悩む患者さんが多く、パンフレットを作成すると皆喜んでくださいます。私は4月より、いよいよ臨床の場に立つことになります。今日の学びと実際に調理した経験を自分の食生活に活かしつつ、「食」という観点からも患者さんの健康をささえる看護をしていきたいと思います。

(東葛看護学校3年・佐古似津美)