誰もが安心して住み続けられるまちづくり

医療と介護の現場 お互いを気づかいあう笑顔

2017/02/08 東京ほくと
 寒暖の差が激しく、寒さも厳しくなってきました。「本当の寒さはこれから」と言いますが、すでに重ね着と最大の防寒具で自転車に乗っています。気候や気温の変化に身体が負けそうになったり、年々寒さに弱くなっている自分を感じている今日この頃です。
 先日、ある利用者宅へ訪問すると、「仕事とは言え、この寒いなかご苦労様、いつもありがとう」と優しいお言葉をいただきました。冷え切った身体の奥でポッと温かくなりました。
 また、他のお宅では、お身体が辛いのに笑顔で「いらっしゃい」とがんばって声を出してくださった時、寒さが吹っ飛んでいきました。「寒いでしょ、風邪ひいてない?お子さん元気?」と私や子どもの身体を気づかってくださいます。
 外に出たくても身体が自由にならず自宅で療養している方、治療中で痛みや苦しさがある方が、自宅に訪問する医師や看護師、ヘルパー、ケアマネ等に優しい温かいお言葉をかけていただきます。
 ご自分の身体が大変なのに、周りを気づかい、ほっこりさせてくれる人って素晴らしいな、と改めて感じました。冬の寒さや雨、太陽が隠れてどんより雲な天気、職場から帰り道、暗くなった時の寒さに気持ちが沈んで笑顔がなくなる自分を恥ずかしく思いました。
 表情や言葉の力は絶大です。未熟な私は、このほっこり体験で寒い冬を乗り越えられそうです。
(居宅介護支援事業所なでしこケアマネジャー・伊藤律)