誰もが安心して住み続けられるまちづくり

自然災害にささえあいで備えを ~私たちも行政も事前に対策~②

2022/02/23 東京ほくと

3区の防災担当者から学ぶ

足立区

10月22日、足立区総合防災対策室の下川貴行さんを講師に、オンライン学習会があり、16人が参加しました。2019年の台風19号では、足立区で33172人が避難しました。台風のあと、以下のような意見がたくさん区役所に寄せられました。
「防災無線が全然聞こえない」「避難所の開設状況がわからず、一か所に集中したり、ほとんど避難者が居なかったりだった」「避難所の担当職員が何もわからない」「浸水が懸念される場所が避難所だった」
私たちの周りでもそう言った声が多く聞かれました。今回の学習会では、防災無線が聞こえないときの対処方法など、いろいろ改善した様子が分かりました。
このほか、高齢者や障がいがある方への対応として水害時個別避難計書の作成と、福祉避難所の開設について説明がありました。福祉避難所は、対象者への周知に課題が残っているそうです。また、一次避難所にはペットの同行可(飼育は自己責任)ということです。
こういった学習の機会はたくさん設けたほうが良い、との意見が多く出ました。

(理事・朝日正子)