誰もが安心して住み続けられるまちづくり

こころ豊かに温かにつながり合う 組合員がホッとできるつどいの場

2018/12/19 東京ほくと

サロンにあふれるみんなの笑顔

 北区・足立区・荒川区に組合員さんで運営する「サロン」が20ヵ所あります。様々な形で、会場もいろいろ、できる範囲で開催され、地域の組合員が立ちよれる憩いの場所となっています。

だれもが気軽に立ち寄れる「喫茶室」に

浮間第1・第2支部 喫茶室「虹」

 2017年10月から浮間虹のセンターを会場にした喫茶室「虹」が毎月2回開かれています。メニユーは、ドリップコーヒー、紅茶などです。近くの工場直売のパンを仕入れており、昼食をこれですます方もいます。傍らには組合員手作りの小物も展示・販売しています。
午前11時、パンが到着する頃には組合員さんが集まってきます。遅い朝食をする人、昼食をとる人など、「おしゃべりしながらの食事はおいしい」とみんな笑顔です。
40インチのテレビを使って、1月に映画「ローマの休日」を上映しました。日本語吹き替えで上映したため、「物語がよくわかった」と好評でした。その後2ヵ月毎の映画会を4回行い、リピーターができつつあります。夏休みには、アニメ「ハイジ」を上映、親子連れにも楽しんでもらいました。
8月の行事として終戦記念日には「『すいとん』食べて戦中・戦後のくらしを語ろう」を企画しました。
これまで順調に人も集まり、ここで組合員になった方もおり、いろんな相談も行われています。

(浮間第2支部・平尾良幸)

地域のつながりをつくりたい

生協北診療圏 「きたカフェ」

 北診療圏地域でお誕生月訪問を取り組むなかで、日中独居、高齢世帯、組合員であっても日頃医療福祉生協とはかかわりのない方が多くいらっしゃることがわかりました。
地元の東十条支部の組合員も高齢になり班活動が減ってきている実態がありました。事業所利用委員会で話し合うなかで、地域の人たちにむけて何かできないかということで、診療所の一角にある東十条虹のセンターで「カフェ」を開設することを決めました。職員の力も借りて片づけ、壁のペンキ塗り、テーブル・椅子など必要物品を揃えました。名前は「きたカフェ」とし、「きたカフェ運営委員会」をつくり運営することにしました。
そして、「さまざまな方が利用し、手伝ってくれるのでお互いを尊重し合いましょう。スタッフを含め訪れた人がホッとできる場所にしましょう」との想いも確認し、スタッフのルールと一緒に掲示しました。
9月と10月、まだ2回の開催ですが、おしゃべりしたり、思い思いに折り紙や脳トレクイズなどで楽しんでいます。通所リハに通う地元の男性陣が「麻雀班をつくりたい」、また「歌声もいいね」と。「週1回の開催をめざしたい」、などみんなの想いは広がっています。

(理事・臼坂弘子)