誰もが安心して住み続けられるまちづくり

つながって 広がって 地域のささえあい家族①

2019/10/09 東京ほくと

ささえあい活動は新たなかたちへ

支部を中心に20を超えるサロンが開かれています。配食や入浴ボランティアから始まったささえあい活動は長い歴史を刻み、新たなかたちへと発展しています。

助成金も受けて楽しいお食事会 ほのぼの会
2004年から始めて15年になります。現在は北区からの助成金を受け、毎月1回の会食と食後のゲーム、歌、保育園児との交流、マイクロバスでの都内見学、初詣、映画会などで交流を続けてきました。

配食から会食へ
会ができたきっかけは、一人暮らしの方への配食活動からでした。寝たきりの方のベッドまで届けました。その方が献立表に書き添えた毎回のお便りを枕元に保存していてくれるのを目にしたとき、「淋しかったのね、読んでくれていたんだ」とやりがいを感じました。配食希望者は80食まで広がり、手が届かないところまで発展してしまいました。ボランティアさんたちの負担も限界となり、配食業者に引き継いでもらいました。
「自宅に閉じこもり、配食を待つのではなく、集まる機会をどうしたらつくれるか」と話し合いました。社協のミニデイサービス講習会に支部から3人が参加、学んだことを実践すべく、社協からの立ち上げ援助金を活用、支部と豊島地域のボランティアさんたちと豊島ふれあい館で「ほのぼの会」を立ち上げました。名付け親の清水合さんは亡くなり、現在の会員さんたちはほとんど入れ替わりました。参加者は楽しみにしてくれていて、みんな明るい人ばかりでたすかります。生協病院の利用から紹介病院へ入退院し「帰ってきたわよ」と仲間たちに伝わります。

参加しているときは「家族」
最近のドラマは、「家族」の物語が多いと感じます。「なつぞら」も、昨年観た映画「万引き家族」もです。私たちも家族のようなつながりを続けていきたいと思っています。80代、90代はとても元気です。フレイル(虚弱)予防にも取り組み、身体も脳も元気な会にしたいと思います。

(豊島4丁目支部運営委員・杉山トセ子)