誰もが安心して住み続けられるまちづくり

医療と介護の現場

2020/04/15 東京ほくと
利用者さん宅へ足を運び信頼関係構築と情報収集

ケアマネジャーは、介護や支援を必要とする人やその家族と相談しながら、利用者さんが適切な介護サービスを受けるための計画を立てて調整します。その仕事のひとつとして、毎月利用者さんの自宅を訪問させていただき、ご本人やご家族とお話しさせていただいています。そこでの会話の中から、現在のご本人やご家族の状況に変化はないかどうかを把握し、ケアプランの進捗の判断材料としています。利用者さんから伺うほかにも、関わっている先生やサービス事業所などからいただく情報もあります。しかし、直接お会いして話を聞けると、表情や言い方などを含めて、お会いしなければわからなかった多くの情報が得られます。ご自宅を訪問させていただくことは利用者さんを理解し支援を行っていくうえで貴重な機会だと思っています。利用者さんは介護サービスを受けたいと希望している、または受ける必要性のある方たちであり、多かれ少なかれ生活の中で様々なトラブルを抱えていると思います。しかし、それをそのまま訴えられる方たちばかりでなく、うまくその悩みを話せない方もいます。また、認知症などの疾病により表現したくてもできない方もいると思います。適切な介護サービスや支援を提供するために、より正確に利用者さんを知る必要があります。利用者さんになんでもお話ししていただけるような信頼関係を築きたいと思ってご自宅を訪問していますので、そのときはよろしくお願いします。  

(居宅介護支援事業所ハピネス・山口有己)