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戦争への道、「共謀罪」廃案へ

2017/06/21 東京ほくと

理事長あいさつ
 大山美宏

 5月19日、衆議院法務委員会で「共謀罪」法が強行採決されました。大変、怒っています。国会行動に参加した職員は「仕事どころではない」と言っています。本来、マフィア対策として提案されたものですがマフィアの言葉はなく、そして当初はテロの言葉もありませんでした。そのテロの定義もありません。世界にある14のテロ条約のうち、日本はすでに13も批准しています。
 さらに共謀関係で15、陰謀関係で8つの合計で23の犯罪ではすでに話し合う、準備するという段階で罪にすることができることになっています。国内法はすでにあるわけで、つくる必要・理由はまったくありません。
 法務大臣は、ビールと弁当をもっていれば花見、地図と双眼鏡を持っていれば犯行の下見との答弁です。オリエンテーリングもできない、キノコとりもできない、バードウオッチングもできない、生協のマップづくりもできません。
 無理やり、新しい型の共謀したらダメという法をつくる。このねらいは戦争への道です。監視社会をつくり、恣意的検挙のみせしめ効果、これまでなかった取材メモの押収、政府へ反対する団体・個人の弾圧と反対運動の弾圧です。マスコミもさらに委縮します。  参議院も含めて廃案への運動を強めましょう。