誰もが安心して住み続けられるまちづくり

新任のあいさつ

2022/07/20 東京ほくと

6月25日の総代会で専務理事が交代しました

多様な集団で流れつくる 後進に協働のバトンを

なおふみ

新専務理事 佐藤 直史

新専務理事

 私は2001年1月に、当時の北部医療生活協同組合、北病院の医事課に中途採用で入職をしました。北病院で外来・病棟医事業務を経験し、労組合専従医学生対策室を経て、2017年から管理職となりました。3年ほど荒川生協診療所の事務長を経験し、昨年から本部事務局で業務部長を担いました。管理職としての力量も経験も不足している身ですが、なるべく迷惑をおかけしないよう努めていきます。
 さて、世界的規模の感染症の脅威、気候変動と自然災害、戦争、そして国内での憲法改定の動き、社会保障の削減によって広がり続ける格差と貧困など、現在の東京ほくとをとりまく状況は複雑で深刻です。そのような中で、地域活動と事業活動での後継者不足、事業所の建替えなど、内的な課題も多く抱えています。
 少し前までは、このような様々な困難に直面してもみんなを引っ張っていくといった強いリーダー像が主流でした。しかし容易に答えが出ない課題に対しては、強い個人ではなく、多様な人たちが様々なかたちでつながり合い、集団としてより良い方向へ動いていく流れをつくることが重要です。その活動とつながりの中に、次の世代の関わりをつくり、常に後継者を育てるという視点を持つことを意識していきます。
 東京ほくとは今日までの74年間、厳しい情勢の中でも多くの組合員さんと職員が手を取り合って、地域の健康づくりへの貢献と、様々な困難を抱えた方たちの支えとして、奮闘を続けてきました。この協働の歩みを止めることなく、後の世代にもしっかりバトンを渡せるようにしなくてはなりません。難題が多く、厳しい状況ではありますが、皆さんと一緒にがんばっていきたいと思います。